asayake_diveのブログ

海外観劇 海外エンタメ 海外女子サッカー 手焙煎コーヒー について書きまくります

2023年1月1週目に見た映画やドラマなど

昨年膨大な量を見つつも、まともにアップできず、年末に大変な思いをしたので、今年はこまめに更新していこうと思います。

今年の目標としてスペイン語圏の映画を200本くらい見たいなと。

スペイン語習得やスペイン語圏エンタメもっと深く知っていきたいという思いが強くなったので。コツコツ頑張りたい。

なので、今週はスペイン映画ばかりとなりました。

そして、途中から賞レースも近いし、今年のノミネートをチェックを始めてしまい、

過去歴代の作品チェックもし始めたので、その辺のセレクトも多くなりました。

意見は個人のものです。一応、キャプションありますが、情報間違っていたらすいません。

 

1.1 Ola de crímenes (2018)

場所 家 スペイン語字幕で鑑賞

監督 Gracia Querejeta

脚本 Luis Marías

出演 Maribel Verdú  Juana Acosta  Paula Echevarría  Antonio Resines  Miguel Bernardeau  Raúl Arévalo  Luis Tosar  Nora Navas  Javier Cámara

豪華なキャストではあったっが・・・

今年の映画始めは、前から気になっていたスペイン映画。

豪華なんですよ、出てくる人出てくる人が。

Maribel Verdú[1]  Juana Acosta[2]  Paula Echevarría[3]という3人の素敵な女優たちが織りなすドラマと勝手に思っていたのですが。全然違かった。

息子が目の前で元夫を殺してしまいそれを隠そうと古今奮闘するというお話なのですが、バタバタしすぎての正直これは期待はずれ。コメディとしてもイマイチかな。

女性が争うのはあまり見たくないし、本来なら共闘していく感じなのに。

公開が2018年とかだとMee too movementが2017年に始まり出したので、

構想段階ではさらに前と考えるとそういう考えがなかったのかなぁと残念になる感じ。

ツッコミどころ満載でしかないのですが。

監督さんが賞レース常連の方であるのですが、ノリで撮った的映画なのか。

コメディは無理なのでは?とも思ってしまいました。他の作品見ていないので、なんとも言えないのですが。

主演のMaribelさんにも他の2人の女優さんにも全然共感できない結果に。

昨年カフェで見かけたRaúl Arévalo[4]さんが良い味出してます。

彼、本当に色々な作品に出ていて、本当に売れっ子さんだし魅力的だなとこれを見て改めて思いました。

他の男性キャストもすごい人たちばかりで、たくさんの作品で活躍されているので、そのうち説明する機会多いと思うので、また別の時に。

 

[1] Maribel Verdú

スペインを代表する女優 1970年生まれ ゴヤ賞 11回ノミネートそのうち2回受賞

代表作:ブランカニエベス(2013)パンズラビリンス(2006)天国の口、終りの楽園。(2001) ベルエポック(1992)

50歳を超えた現在でも第一線で主演作多数

 

[2]Juana Acosta

コロンビア出身でスペインで活躍している女優 1976年生まれ

スタイリッシュな役を得意としてきたが、

近年、様々な役を幅広くこなせる俳優として活躍中。2021年ゴヤ助演女優賞ノミネート。最近はダンスの公演も行っている。

我が推しちゃんとは恋人同士として共演しています

 

[3]Paula Echevarría

1977年生まれ スペインのヒットドラマ VELVETでのヒロイン役が有名

声のハスキーさがけっこう私は好きです。

 

[4]Raúl Arévalo

1979年生まれ

色々な作品で印象を残す主演も助演もチョイ役もこなす。

カフェですごく似ているなぁと思って観察していたのですが。ジャージにsites映画祭のリュックをしょっていたので、確信。格好はダサいけれど、佇まいはかっこよかった。

自身の監督脚本作の「静かなる復讐」は、ゴヤでは作品賞と監督賞と脚本賞を受賞。

俳優としてゴヤノミニー5回でそのうち1回助演男優賞を受賞。

我が推しちゃんとは、バルセロナのビール会社製作のショートフィルムで彼が監督した作品に推しちゃんが出演。

 

1.2 Las bicicletas son para el verano (1984)

場所 家 スペイン語字幕で鑑賞

監督 Jaime Chávarri

原作 Fernando Fernán Gómez

脚本 Lola Salvador

出演 Amparo Soler Leal Agustín González Victoria Abril Alicia Hermida Marisa Paredes Gabino Diego

スペイン内戦中の市民の生活を描く

Fernando Fernán Gómez[5]の舞台作品の映画化作品。舞台で主演していたAgustín Gonzálezさんのみ映画でも同役で続投して出演している。

スペイン内戦中の家族とその周りの市民の生活を描いた作品。

タイトルにもなっている自転車が効果的に使われている。

ネタバレになりますが、女の子と遊ぶために自転車を父にねだる長男が、内戦の数年を経て、成長し、家族を養うために自分が働くために自転車を使うというエンディングにグッときてしまった。

思春期の長男は今作デビューとなるGabino Diego[6]が演じていて、初々しさも含めて好演。Victoria Abril[7]の長女もとても素敵であった。

ゴヤ賞が始まったのは1987年からなので、この作品はゴヤ賞があればたくさんノミネートされていたのかななどと考えている。実際に舞台版は結構再演されている。内戦中の市民側から描いた作品として重要な作品なのではと思う。

 

[5]Fernando Fernán Gómez

1921-2007 スペインを代表する小説家・劇作家・脚本家・俳優・演出家・監督

 

[6]Gabino Diego

1966年生まれ

80年代から90年代に5回ノミネートで1度受賞。

2018年の作品以来のクレジットが見当たらないので、最近はあまり活動されてないのかな。私はも2016年の恋人たちの印象が強い。

 

[7]Victoria Abril

1959年生まれ スペイン生まれだが現在はフランス在住

スペインとフランスがベースで活動しているが他の国の作品にも出演

アルモドバル監督作で有名なイメージ、アタメ、キカ、ハイヒールに出演。

ベルリン映画祭、フランスのセザール賞ゴヤ賞とノミネート多数。

 

1.3  La gran familia española  (2013)

場所 家 スペイン語字幕で鑑賞

監督 Daniel Sánchez Arévalo

脚本 Daniel Sánchez Arévalo

出演 Antonio de la Torre Roberto Álamo   Quim Gutiérrez   Miquel Fernández   Patrick Criado   Héctor Colomé    Verónica Echegui   Raúl Arévalo

兄弟たちが履いているコンバース各色が可愛いんですよ

2010年W杯でスペインが決勝まで勝ち抜いて、その決勝戦の日に父親1人に男5人兄弟一家の末っ子が結婚式を行うことになったバタバタを描いた家族群像劇コメディ。それぞれの複雑な恋模様、人生についても色々絡ませていく。

次男役のRoberto Álamoさんが好演。ゴヤ助演男優賞を受賞は納得。

監督は去年Netflixで配信されたドラマ最後列ガールズもやられていて。まだ未見ですが気になるドラマなので、リストにちゃんと入っております。

すっかり推しになりつつあるカフェで見かけたRaúlさんもチョイ役だけど味のある役で出演。良いスパイスとなっております。

 

1.4 ヒーローの起源 -アメコミ連続殺人事件- (2020)

Netflixで鑑賞可能 プラウザ言語設定を英語に設定 日本語字幕なし、英語字幕あり

場所 家 スペイン語字幕で鑑賞

原題 Orígenes secretos

監督 David Galán Galindo

脚本 David Galán Galindo Fernando Navarro

出演 Javier Rey Verónica Echegui Brays Efe Antonio Resines Ernesto Alterio

アメコミ好きにはオススメかも ヲタ要素満載

大好きなドラマ、パキータサラス[8]のパキータ役のBrays Efe[9]くんと同じくパキータサラスで1話のみのゲスト出演ながら印象深い役を演じていて大好きになったVerónica Echegui[10]さんが出ているので、見た。

Braysくんはパキータ以外だとありがちなヲタ役とかが多いイメージ。もっと彼の違う魅力を見てみたいのだがと思いつつ。セーラームーンを始め、様々なコスを披露したVerónicaさんは相変わらず振り切れていて最高だなと思いながら楽しんで見ました。

 

[8]パキータサラス

Javier AmbrossiとJavier Calvoによるスペインのヒットドラマ。

芸能事務所の社長パキータサラスを中心に描かれる業界モノ人間ドラマ。

これはNetflixで見られるのでぜひ見ていただきたい。大好きドラマです。

 

[9]Brays Efe

1988年生まれ

パキータサラスで、パキータを女性として演じている。彼の当たり役。

パキータとして2018年ゴヤのプレゼンターも務める。

 

[10]Verónica Echegui

1983年生まれ

強い役が印象的だが、強さの中の繊細さも表現できる女優。

エンタメ作品からシリアス作品まで様々なジャンルに登場して、スペイン以外の作品でも活躍。

ゴヤ賞には4回ノミネート。

監督業にも進出し、初監督作品Tótem Lobaが22年ゴヤの短編作品賞を受賞。

我が推しちゃんとも2回ほど共演。

 

1.4 Antidisturbios (TVドラマ2020)

場所 家 英語字幕で鑑賞

監督 Rodrigo Sorogoyen

脚本 Isabel Peña Rodrigo Sorogoyen

出演 Vicky Luengo Raúl Arévalo Álex García Hovik Keuchkerian Roberto Álamo Raúl Prieto   Patrick Criado   Tomás del Estal

Vickyさんの正義を追う姿が最高に良い骨太なドラマ

去年から見ていたのですが、見終わりました。

機動隊が立ち退きの対応をしている際に、死亡事故を起こしてしま、その内部調査として内務官が調査を始めるとその事故の背後には大きなものがあることを突き止める。

骨太ドラマ。骨太な作品を描くのが得意な、Rodorigo監督×Isabel脚本コンビ[11]。

1話の機動隊と不法居住をする人たちのやりとり、事故が起きるという過程の描写がとてもすごかったし、機動隊がデモや、サッカーのフーリガンと対峙するシーンの臨場感も半端なく、こういうったシーンを撮るのに強みのある製作陣なのだなと。

そして、主演のVicky Luengo[12]さん。とても良かった。

彼女のサバサバした性格と相まって、真実を追求していく真っ直ぐな刑事を好演。

今年はゴヤにも初ノミネート。

2021年の賞レース総なめ作品なのは納得でした。

 

[11]Rodrigo Sorogoyen (監督) × Isabel Peña (脚本)

このコンビで数々の骨太作品を生み出し、アワードでも賞をたくさん受賞している。

短編Madreがアカデミーにノミネートされ、その後、長編も作られた。

今年のゴヤもAs Bestasで17部門もノミネートされてます。

 

[12]Vicky Luengo

1990年生まれ

このドラマでブレイクし、以降主演作が続く。

今年のゴヤで主演女優賞初ノミネート。

我が推しちゃんとも親交があり。

 

1.5   神が描くは曲線で (2022)

Netflixで鑑賞可能 日本語字幕あり

場所 家 日本語字幕で鑑賞

原題 Los renglones torcidos de Dios

監督 Oriol Paulo

脚本 Guillem Clua Oriol Paulo

出演 Bárbara Lennie Eduard Fernández   Loreto Mauleón   Javier Beltrán   Pablo Derqui   Samuel Soler   

圧巻のBárbaraさん

こちらの作品で主演のBárbara Lennie[13]さんが今年のゴヤの主演女優ノミネートされてるらしく、早速見てみた。2.5hという長尺大作。サスペンススリラーが得意の監督作品だけあって、見ごたえありでした。

2.5h映り続けるBárbaraさんはさすがだなと思いながら見てました。

 

[13]Bárbara Lenni

1984年生まれ

シリアス作品で活躍。(コメディとかのイメージが私はあまりないのですが。)

ゴヤ賞5回ノミネートで1回受賞。

 

1.6   HANDIA  アルツァの巨人  (2017)

Netflixで鑑賞可能 日本語字幕あり

場所 家 日本語字幕で鑑賞

原題 Handia

監督 Aitor Arregi Jon Garaño

脚本 Aitor Arregi Jon Garaño  Jose Mari Goenaga   Andoni de Carlos

出演 Joseba Usabiaga Eneko Sagardoy Ramón Agirre

巨人の描写の特殊効果ってどうやるんだろう?

1800年代のバスクが舞台の実話ベースのお話。戦争で片腕負傷した兄が3年後に故郷に戻ると、弟が巨人症を患い巨人になっていた。貧しい農家ゆえに、弟を見世物として生計を立てるが、如何せん不器用な兄弟。なかなかうまくいかない。

巨人の弟を演じたEneko Sagardoyさんがゴヤの新人賞を受賞。

その他、時代物は強いですね。13部門ノミネートで10部門受賞という。

セット、コスチューム、撮影、編集、脚本、音楽等。

 

1.7 Akelarre (2020)

Netflixで鑑賞可能 プラウザ言語設定を英語に設定 日本語字幕なし、英語字幕あり

場所 家 スペイン語字幕で鑑賞

監督 Pablo Agüero

脚本 Pablo Agüero   Katell Guillou

出演 Amaia Aberasturi Alex Brendemühl Daniel Fanego

Amaiaちゃんバスクっ子だったのね!と今更納得。

たまたま見始めたらこちらもバスクが舞台でした。1609年バスクにフェリペ3世の命を受けて魔女狩りがやってくる。何の罪で囚われたかわからない6人は、魔女であるかの拷問を受け、機転を利かせてAnaは命を伸ばすことに奔走する。

バスク地方の伝統と民謡を混ぜ合わせて儀式をする少女たちのシーンがとても良い。

主演のAmaia[14]ちゃんがこの作品で、ゴヤの主演女優賞ノミネート。彼女の立ち向かう感じもNetflixドラマの「エデンへようこそ」と重なるし、良いですね。

こちらも時代物ゆえに9部門ノミネートされ6部門で受賞。

 

Handiaもそうですが、バスクの作品はやはりバスクっ子がキャスティングされるのだなと。

 

[14]Amaia Aberasturi

1997年生まれ

バスク出身。ダビちゃんの番組でバスク語ドラえもんの歌を披露していたのが印象的。

期待の若手、去年Netflixの海外ドラマで見られた作品10位にランクインされていた「エデンへようこそ」でも、主演。

 

 

 

Antidisturbiosを見てて、vickyちゃん良いなぁとなりながら、そういえば今年のゴヤにノミネートされてたじゃんとなり。今年のゴヤとフェロースのノミネートをチェック。

そして、歴代ゴヤ賞35年分チェックまでしてしまった。

権威大好きだからな、私。

とはいえ、権威とか関係なく、そんな知識もなく昔から見ていて好きだなと思った作品や、役者さんは結局のところ、ちゃんと評価されている人々なので、それはそれで良いかなと思っております。

 

自分が見られる範囲で今月もいろいろ見ていきたいです。

ちゃんと感想を書くといろいろと調べたりするからなかなか良いですね。

まずは続けてい行こう。

 

お家映画7作品

ドラマ1作品

2023年1月1週目現在 トータル8作品